今回は、癖の強い俳優として、映画やドラマに印象付ける強力なキャラクターとして、引っ張りだこの阿部サダヲさんを取り上げたいと思います。
彼の独特の存在感と、幅広い演技力で、コミカルな役からシリアスな役まで自在にこなす人気俳優です。
おもわず笑ってしまう表情や演技、世界観はどうやって育まれたのでしょうか。

阿部サダヲの出生地と生い立ち。
出生地は?千葉県松戸市生まれの1970年4月23日の牡牛座。
少年時代は目立たなく、ごく普通の少年でした。自分でも「落ちこぼれ」と語っており、勉強は苦手だったようです。
面白いことを言って同級生を笑わせる存在で、のちの役者としての個性につながったかもですね。
思春期からロックやバンドに強い興味を持ち、のちに「おとな計画」のバンド、「グループ魂」で、ボーカルを務めるほどに。

阿部サダヲという芸名の由来
阿部サダヲさんの芸名の由来は、実は深い意味はなく、響きの面白さ重視でつけられたものだと言われています。
本名は**阿部 隆史(あべ たかし)**さんで、劇団「大人計画」に所属する際に主宰の松尾スズキさんが命名しました。
- 「サダヲ」という名前自体には特定の人物名や意味の由来はなく、
- 「インパクトがあって、一度聞いたら忘れない」**という理由で選ばれたそうです。
つまり、「阿部」という苗字はそのままにして、親しみやすさ・印象の強さを狙ってユニークな下の名前「サダヲ」をつけた――というのが由来です。
その独特な芸名から、かつての猟奇事件(局部ちょん切り事件)の「阿部定」と結びつけられることがありますが、阿部サダヲという名前は事件とは無関係。
響きの面白さとインパクトを狙って付けられた、劇団主宰・松尾スズキさんによる命名です。
そしてこのユニークな名前は、阿部サダヲという俳優の唯一無二の存在感を象徴するかのように、どんな役柄でも強烈な印象を残す彼にぴったりでした。

癖つよ俳優として認知されるきっかけ
阿部サダヲさんは、ドラマ 『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』(2000年放送) で、
森永(モリ) という役を演じました。

- 「G-Boys」の一員で、リーダー・マコト(長瀬智也)やタカシ(窪塚洋介)らとつるむ仲間のひとり
- コミカルで少しお調子者なキャラクター
- 個性的な風貌とテンションの高い演技で、強い印象を残しました
この作品でのモリ役が、阿部サダヲさんの「クセのある役」や「個性派俳優」としてのイメージを広めるきっかけの一つになったといわれています。
その後も『木更津キャッツアイ』(2002年)や『舞妓Haaaan!!!』(2007年)など、一度見たら忘れられない個性派としての地位を確立した、といわれています。

演技で爆笑をさらった役としては、阿部サダヲさんが 『パコと魔法の絵本』 で演じた
坂本一(さかもと はじめ) 役は、まさに コミカルで爆笑をさらった役 として知られています。
- 超ド派手な衣装や奇抜なメイク
- 甲高い声やオーバーリアクション
- 怒っても泣いても滑稽で、まるで漫画のような存在感
特に、病院内で大騒ぎするシーンや奇行の連続は観客を爆笑させ、
阿部サダヲ=怪演・爆演の人 というイメージを決定づけたと言われています。

まとめ
阿部サダヲさんは、個性的な存在感と幅広い演技力で、見る人を引き付ける稀有な俳優です。
コミカルからシリアスまで、自在に演じ分け、音楽活動でも独自の世界観を発揮しています。
今後も俳優として、アーティストとして、ますます「クセツヨ」な活躍が期待されます。
次回は、「クセツヨ」な活躍の様々な歴史を紹介したいと思います。
ほいたらね。
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